top of page

​日本の保護動物を取り巻く環境に変革を

窓の外を見つめる猫

ペットシッターをしていて見えた 飼い主と保護団体の意識

保護動物の現状を知ったキッカケ

わんにゃんこねくとくらぶ
代表 佐藤友香

私が日本の殺処分の現状について知るキッカケとなったのは、2008年24歳の頃でした。

当時私は母の闘病を支えている所で、ただ単に病室で暇をつぶすための本を紀伊国屋で探しているだけでした。

紀伊国屋のペットの本棚から見つけたのが「ペットビジネスから犬や猫を守る」という

株式会社日本ペットショップ協会の代表取締役 作左部和雄さんの本でした。

元々保護犬にはとても興味を持っていて、飼うなら保護犬を譲り受けたいと考えていましたので、この本のタイトルはとても目を引き、すぐ購入しました。

内容を少し見た所で、ものすごい衝撃があり、ペット業界とは今こんな悲惨な状態なのか、、ということを初めて知りました。

​そしてその本の中に、「今から伸びるペット産業はペットシッター」という言葉があり、

それを受けて私はペットシッターとなり、現在10年目の活動をさせていただいております。

保護犬を迎える難しさ

その本の知識もあって、私はどうしても保護犬以外の選択肢を選びたくないという強い意志を持つようになり、その結果現在の愛犬エドとも出会い、1歳でうちに来たエドももう12歳になります。

当時27歳で、自分の責任で犬を飼育した事がなかった私は、

エドに出会うまでに3匹応募してトライしましたが、全て選考から外れました。

エドの保護主さんは、条件に全て合致するかというよりは、私という人間を見て私を選んでくださったと私は感じています。(当時のギャルみたいな見た目の私をよく5倍の倍率から選んでくださいました笑、、ありがとうございます)

ただ、その時に例の本と出会っていなければ、もしかしたらそこまでの強い意志は芽生えずに途中で保護犬を迎えることを諦めていたかもしれません。

なぜなら、保護犬を譲り受けることはとてもハードルが高いのです。

考えた事もなかった条件や団体によってまちまちな内容の審査があり、

基準を満たす事自体が大変ですし、選考されているとどんどん自尊心も傷つきます。

​最初に候補になった子のことを「この子以外考えられない」と力説していたのに、なぜ2匹目3匹目にも同じ事を言うのか、、と自分で自分の事もわからなくなってしまいますしね。

正直私は2つは嘘をつきました。

すでに結婚している。というのと、絶対に4時間以上留守にしない。という事ですが、、時効だと思うので白状します汗

ですが、それも「絶対にペットショップからは買わない!」という強い意志があっての事で、それがなければ嘘はつかずに保護犬を諦める選択をしていたと思います。

保護主の気持ち、飼い主の気持ち

ペットの業界でお仕事をしていると、保護団体さんとも仲を深める機会が多くなりました。

お話を伺っていると、みなさん心の底から動物を愛して、守ってあげたいと思い、自分たちがその子の一生を左右する決断をする立場だという強い責任感を持っていらっしゃいます。

また一方で、ペットシッターとして一般の飼い主さまとの関係もより深まっていきます。

ペットショップで購入したわんちゃんねこちゃんを、みなさんそれはかわいがっています。

しかし、保護動物という子たちがいることはなんとなく知ってはいらっしゃいますが、

殺処分の現状など、テレビで放送できないような情報についてはまったくご存知ではありません。

そこに両者の乖離がどんどん深まっていっていると、10年かけて私は思い続けてきました。

なにか歯車が欠けている、、このサイクルのまま何か手助けするだけでは、根本の解決が見えないとずっと思っていました。

ある時お客様と保護団体の仲介をして、保護犬を譲渡まで進めるお手伝いをすることもありました。

私がいた事で譲渡まで運んだなと自分でも実感がある結果となりました。

それは、保護団体さんが私を信頼してくれていたので、執拗な調査をせずとも相手を信じることができたというのが大きかったと思います。

このような橋渡しをしていければ、もっと保護犬の譲渡を円滑に行えるのではないかと漠然と思い始めるきっかけとなりました。

今まで誰もやっていなかったこと

そして2021年2月。

一斉を風靡した「Club House」というアプリがありました。

若干過去の産物のようになっていますが笑、私にはとても大きなターニングポイントでした。

今まで一部の保護団体の方からお話を伺うだけで、全体像を把握するのは困難だと感じていましたが、その時初めて全国の保護団体の方とお話をさせていただく機会を何回も持つことが出来ました。

そして「保護動物の仲介業者が必要だ」と確信しました。

そしてその試みはまだ誰も試したことがない事だとわかりました。

その欠けていた歯車が浮かび上がり、動物保護の現状における問題点全ての解決策がつながって見えてきました!

仲介業者がいれば、全ての問題が解決方向に向かう、そう確信しました。

みんなで意識を変えていきましょう

幸いにも今は第一次ペットブームの時にペットショップから買われた子たちが引退の時を迎える時期であり、みなさまペットというものがだんだんと理解できている段階にあると思います。

もしかしたら「子犬からでないと... 」「この犬種でないと...」と思っていた人たちも、

一度ペットを飼ってみて、そんなものは関係ないのかもしれないと気づき始めた頃かと思います。

また、保護団体さまも、この何十年と行われてきたペット業界の虐待とも言える現状や、

​心が本当にない人間の所業を一旦頭の片隅に移動させて、本来は良識のある人がほとんどであるという事を思い出していただき、里親希望者さまを信じられるエビデンスの収集のお手伝いをさせていただければと思っています。

理想の保護動物の在り方

保護動物から譲り受ける事でむしろ飼いやすいと思っていただけるようなサポートをする事で、

よりよい流れを永続的に展開できるのではないかと思っています。

保護団体さまにはより安心して保護動物の保護を続けていただけるようなサポートをしていければと思います。

個人ではなかなか難しかった事を組織として支えていければ、保護される動物たちを幸せな家庭につなげていける確率が格段に上がると確信しています。

世の中の不一致、矛盾を取り除き、不幸な思いをする子たちを減らす新しいサイクルが始まります。

​この流れをみんなで大きくして、日本のペット業界の未来を作っていきましょう!

佐藤友香

わんにゃんこねくとくらぶ 代表

日本ペットシッターサービス練馬店

おるすばんくらぶ 代表

幼少期より雑種の犬カールと共に育ち、

犬とのコミュニケーションに興味をもつ

​2005

スカパー!技術部に出向社員として採用

同放送局で放送されていたドッグトレーナー「シーザー・ミラン」に多大な影響を受け、犬とのコミュニケーションを独学で学ぶ

2011

会社を退職後、日本ペットシッターサービス練馬店 

現・おるすばんくらぶを設立

2021

ペットシッター、カメラマンとして活動中

​愛犬飼養管理士 愛玩動物救命士 

愛犬エド 愛猫こげまる ハムスター2匹

​全て保護動物出身

DSC08452_edited.jpg

Call 

070 8346 1122

Email 

Follow

  • Facebook
  • Twitter
  • LinkedIn
  • Instagram
bottom of page